善楽寺は浄土真宗本願寺派に所属する寺院です。
■寺史
善楽寺は、南北朝時代(十四世紀)戦国武将・京極高氏(法名 道誉)の弟 京極貞満が、この春照の地に邸を構えたことにはじまります。後代の了徳は、万感あって剃髪し、天台宗清滝徳源院に属する僧侶となりました。これが善楽寺の寺門としてのはじまりです。 → もっと読む
■歴代住職
善楽寺の法脈は、現在に至るまで二十四代を数えます。 → 詳細をみる
■境内案内
善楽寺の境内には、数々の建築物があります。また、北にそびえる伊吹山を借景とし、本堂から眺める境内に一層の広がりをみせています。
■新法宝物
平成二九(2017)10月に善楽寺が再建され、真新しい本堂にお迎えしたご本尊・阿弥陀如来をはじめとする下記五尊のことです。本願寺の承継制度を通じて、当山に迎えられました。これらは、島根県大田市仁摩町に建立の照善寺(→詳細をみる)に伝えられてきた法宝物です。
阿弥陀如来像 一体 承応四年(1655) 寂如上人下付(木仏)
親鸞聖人御影 一幅 文化元年(1804) 本如上人下付
蓮如上人御影 一幅 承応四年(1655) 寂如上人下付
聖徳太子御影 一幅 寛政三年(1791) 文如上人下付
七高僧御影 一幅 寛永三年(1626) 准如上人下付
■旧法宝物
南北朝時代以来、平成二六年(2014)まで脈々と受け継いできた当山の開基仏をはじめとする五尊や、名号、そして聖教のことです。火災により焼失したものもあれば、盗難により散逸したものもあります。しかし、そのような被害を免れ今日まで現存したものも少なくありません。
阿弥陀如来像
一体
慶長一〇年(1605)
伝教如上人下付(木仏)
【焼失】
方便法身尊形
二幅
室町時代末期
伝実如上人下付(絵像)
【一部現存】
六字名号
一幅
日光輪王寺門跡公弁入道一品親王筆
【焼失】
親鸞聖人御影
一幅
慶長一〇年(1605)
教如上人下付
【焼失】
蓮如上人御影
一幅
慶安 元年(1648)
宣如上人下付
【焼失】
聖徳太子御影
一幅
延宝 四年(1676)
寂如上人下付
【焼失】
七高僧御影
一幅
延宝 四年(1676)
寂如上人下付
【焼失】
親鸞聖人御絵伝
四幅
宝永 五年(1708)
寂如上人下付
【盗難】
六字名号
一幅
室町時代中期
蓮如上人ご真筆
【現存】